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食事でストレスに強くなるからだづくり

現代社会の中で、からだの不調を訴える「ストレス病」の人々が増え続けています。
その不調には、偏った食生活が関わっている場合も少なくありません。
日常の食生活にも気を配り、ストレスに負けない体質作りを目指しましょう。

ストレスは栄養素、なかでもたんぱく質、ビタミン、ミネラルと深い関わりがあります。
これらの栄養素は、脳や神経の働きを正常にしたり、ストレスに抵抗する副腎皮質ホルモンを精製するのに必要なため、体内に不足すると、ストレス耐性が弱くなり、イライラや不安、集中力の低下など招きやすくなります。

ストレスに強くなる栄養素を多く含む食品は、古来、伝統的な「日本型食生活」として主に使われている穀類(精製していないご飯)、大豆食品、(豆腐、納豆、うすあげ)、根菜類(大根、れんこん、ごぼう)、緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、人参、南瓜)、芋類(じゃが芋、里芋、さつま芋)、魚(いわし、さんま、さば)、海藻類(ひじき、わかめ、昆布、もずく)、ごま等です。
そしてこれらを、偏らないで少しづつでもバランスよく食べることが大切なのです。

6年前、主人がストレスを強く受けて突然、うつ病になってしまいました。気をつけていた食生活にもかかわらず、その栄養素は身に付くことなく、脳に働くことなく、排泄されていたのです。
病気と解る1ヶ月位前に、突然倒れたりしました。その原因は、なんと貧血だったのです。
鉄分の不足です。私は動物実験の結果などあまり信じていませんでしたが、主人の身体はストレスによりビタミン、ミネラル不足になり、身体の代謝がうまくいかず、うつ病になった事を確信しました。ストレス要因が強すぎると神経系と内分泌系の働きが乱れて、心身に様々な病状が生じて来ます。

そこで薬に頼る事を極力やめ、毎日ゆっくりした生活の中で、五分付き米+味噌汁を出来るだけ1日3回食べて、朝は大根おろし、納豆、ちりめんじゃこ、すりごまと野菜ジュース(バナナ、りんご、レモン、人参、小松菜)をとり、昼と夕は季節の野菜、大豆製品、海藻類、魚、果物を中心とし、肉は少なめにしました。そうする事によりだんだんと回復して来ました。

身体は食べるものによって作られているのですから、ご飯中心の和食を食べる事でストレスを受けても、それをはね返すだけの身体を作っておく必要があります。
インスタント食品や脂肪の多いもの、甘いものを毎日食べていると、身体が悲鳴をあげます。

なにも難しい事ではありません。
ご飯と味噌汁を中心とした和食を心がけることです。忙しいときは、お惣菜のひじきや、酢の物なども、上手に利用すれば良いと思います。朝食は必ず食べること、そしてよくかんで食べることです。「かむ」ことによって生じる唾液は、消化吸収のみならず、内臓の働きを整えます。そしてよくかんだ食事をした後は、気持ちの落ち着きと安定のリラックス効果が生じ、それが脳をほどよく刺激して脳の活性化と同時に集中力や意欲の向上にもつながることが、明らかになっているようです。

そして最後に、家族や仲間とよく笑って楽しく食べることです!!

【ストレスに強くなる栄養素

①たんぱく質

自律神経の働きを調節し、免疫機能を高める魚類、大豆製品、
卵、肉類、乳製品

 

②ビタミン

・カロチン、……ストレスに対する抵抗力を高める働き、うなぎ、レバー、卵、緑黄色野菜、のり

・ビタミンB1……神経の働きを正常にし、活性化させる。不足するとイライラを 招く。豚肉、玄米、納豆、ピーナッツ、しいたけ、のり、牛レバー。

・ビタミンC……からだの抵抗力をつけ、心身の安定をはかる。ストレスで減少 する。いちご、キウイ、じゃが芋、さつま芋、緑黄色野菜、緑茶、もやし。

・ビタミンE……坑酸化作用があり、老化防止に役立つ。アーモンド、胚芽、 大豆製品、卵、乳製品。

 

③ミネラル

・カルシウム……「天然の精神安定剤」と言われる。不足すると不眠やイライラを招く。牛乳、乳製品、しらす干し、大豆製品、ひじき、切干し大根。

・カリウム………神経過敏を抑える。バナナ、りんご、大豆製品、じゃが芋、野菜類。

・マグネシウム…気持ちを沈静し、イライラ、神経過敏不安を抑える。小麦、アーモンド、そば、胚芽。

・鉄 ……………赤血球をつくる。のり、ひじき、きくらげ、煮干、豚レバー、 赤身の肉、緑黄色野菜。

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コメント

    • matsuda
    • 2013年 10月 27日

    本日、京都きらきらぼしへ参加した松田です。早速ブログに来てみました!

    1才8ヶ月の娘も、もうすぐ脱ステロイド1周年。驚くほどキレイになってきました。脱ステロイドを始めて3ヶ月経っても酷いリバウンドに変化があまり無かった時に、初めてきらきらぼしへ参加しました。その時は、自己紹介で経過を話す最中に涙が止まらなくなるほど参っていたのが今では懐かしいとさえ思えます。(こんな日が来るなんて…)

    そう言えば阪南へ入院していた間は離乳食もトントン進んでいたのに、退院した途端に激減…楽しく美味しく食べられなかったのでしょうね。私があまりに焦った状態で食べさせてたから。

    私はきらきらぼしへ参加した事で、アトピーとの向き合い方を教えてもらいました。他のお母さんの話を聞いて自分や娘だけじゃないと思えたし、経験一つ一つがヒントにもなりました。今はすっかり手離せなくなった『ぬきご』にも出会えて、あの日は勇気を出して行ってみてよかったです。

    まだまだ波はありますが、元気に楽しく笑う娘が見られる事を幸せに思っています。これからも宜しくお願いします。

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